ズク出して出かけよう.カメラ持って出かけよう

　南宮橋からの紅葉　

　今回は温田駅から隣駅の田本駅までの案内です。　駅間距離は２㎞で 歩行距離は3.2㎞とあまり鉄路から離れずに道路があります。 　温田駅は泰阜村にありますが 隣町の阿南町には大きな病院や阿南高校があるため多くの乗降客があり決して 秘境駅ではありません。

　田本駅へは二つのルートがありますが、次回とコースが重ならないように 阿南町から向かう平坦な道を選びました。
阿南町とは天竜川で隔てられています。　1995年に完成した斜張橋をわたって 一旦阿南町に入ります。

　竜田橋　

　温田駅から3㎞ほどで天竜川を渡る竜田橋に着きます。 　ここまでは道路も舗装されていて車でも（対向車が来なければ）通行可能です。
ここから駅までは歩行のみになります
鉄道は正面のこんもりとした山をトンネルで通っていて、左の低くなったところが 沢で次の画像の鉄橋の架かったところです。

　竜田橋から見えた列車　

　橋を渡り始めると眺望が開け川からの風を感じます。 　進行方向の少し左に沢がありその鉄橋を上りの列車が通過して行きます。 　2～3時間に1本の列車を運よく見ることができました。

　橋とウルシの紅葉

　橋を渡りきったところに目が覚めるようなウルシの紅葉がありました。
「駅に向かう橋、その袂の鮮やかな紅葉」．．．文字面からは多くの人が目にする光景を 想像しますが、落葉までにこの赤色を見るのはたぶん片手にも満たない人数でしょう。 秘境駅ですから。 　

　木立の中の吊橋

　先ほど列車が通過して行った鉄橋が架かっていた沢、その少し下流部。 　鬱蒼とした木立の中に立派なつり橋が架けられていました。

　けもの道

　つり橋は鉄製で立派でしたがそこから先は「けもの道」のような 感じ。　でも歩けるように手入れはされていました。
駅が見える少し手前、泰阜から下ってきた道と合流します。

　駅展望所

　この場所は97番目のトンネルの入り口（正確には下り方面だから出口）の 上になるところで駅が展望できます。 　山に沿って線路が曲がっているので待合所は屋根の一部だけが 見えています。
奥に98番目のトンネルが口を開けています。　全国秘境駅度　第5位の田本駅全容です。

　この駅の一日当たりの乗客数は2017年の数字で （東三河地域研究センターの資料による）と1人となっていました。